僕にとって、答えははっきりしている
メンバー発表があったのは開幕戦の三日前。
飛行機などのチケットも取ってくれていたし、今さら来なくていいよ、なんて言えない。しかも、ベンチ入りをしないということは、香川に帯同せず愛媛に残るということ。会うこともできないのだ。
だから、ベンチ入りを逃したときは、もう本当に申し訳なくて、そして自分に対して情けなさを感じた。ちょっとだけ救われたのは、試合当日にメンバーには入れなかったけれど、試合の空気にもなじんでいきましょうということで、香川に帯同はできたこと。それでもやまうっちゃんには会えなかったのだけれど。
とはいえ、チームは勝利を目指すために選んだメンバー。そこにまだ僕の名前はない。
この悔しさを胸に、また頑張っていこうと思う。
幸いにも、ベンチ入りメンバーは毎週末ごとに変わる。ホーム開幕戦となる明後日の試合は絶対にベンチ入りしてやる、という思いでいる。
そのためにいま僕に必要なことはなにか。
自分なりに考えて、はっきりとした答えがある。
それは、「連投ができる肩の体力づくり」だ。
いまのチーム事情を考えれば、僕がチームに役立てる場所というのは、中継ぎやワンポイントでの登板になる。
そうすると重要なことはまず、連投ができることだ。いつでも、どんな試合展開でも投げられるようにしなければ、中継ぎはつとまらない。チームにとって大事になる夏場なんかはもっとしんどいだろうから、いまからそういったことも想定している。
とにかく投げ込んで、肩の耐久性をしっかりとつけていきたいと思っている。
くわえて、体のケアも大切にしている。